各金融機関の確定拠出年金の商品ってなんでこんなに少ないの?

金融商品の中で、投資信託というのは、日本では約5000本以上あると言われています。海外のを合わせればさらに多く存在します。
しかし、確定拠出年金の運用商品は25種類前後しかありません。なぜなのでしょうか。

目次

金融庁の意向で決まっている商品数

実は、確定拠出年金の運用商品数は金融庁が概ねこのくらいの数で提示してくださいという告知のようなものがあります。
決まりではないため、少し多かったり、少なかったりする金融機関も存在しますが、金融庁のお膝元、25種類にしていく意向が強いため、金融機関も
25種類の商品ラインナップにしていくことが予想されます。

なぜ25種類のなの

数字的な25はどうして出てきたのかは、私もわかりませんが、ただ全ての確定拠出年金の加入者が選びやすい数を考えるとその数字になることはだいたい理解できます。
例えば、投資初心者が5000もの投資商品から一つ、二つ選びなさいと言ってもなかなか難しいですよね。投資の経験もなかれば、知識もない、そんな中で、選べというのは少し酷すぎる気がします。
だからこそ、数を絞り、シンプルな投資商品であれば、加入者の理解もしやすく、選択肢として選ぶことができるのではないかと考えています。

また金融機関から見ても、一般的に運用の対象となるカテゴリー は4つあります。「国内株式型」、「国内債券型」、「外国株式型」「外国債券型」です。この4つを網羅するためには、
やはり、10種類、15種類では少し数が少なすぎ、40種類、50種類だと多過ぎますので、そのあたりの数字に成ったと予想されます。

どちらにせよ25種類あれば十分なラインアップと判断

25種類は少ないという方もいらっしゃるかと思いますが、基本的にこの25個の商品は、長期投資に向いている商品ばかりが並ぶため、確定拠出年金には最適なものだと考えています。
おそらく、こう言った25種類の中に、短期的な投資商品(例えばバイオ関連やポケモンGo銘柄投資信託)など一時的に利益が生まれる可能性がある商品は組み込むことはまずないため、
確定拠出年金の初心者であっても、将来の資産形成がしっかりとできると考えています。