今更聞けない!確定拠出年金の個人型と企業型の違い!

インターネットや本屋さん、新聞などで “個人型” 確定拠出年金、”企業型” 確定拠出年金という言葉を聞かれたことがあるかと思います。
実は個人型も企業型も、あくまで中身は一緒です。ただその違いを簡単にご説明します。

個人型確定拠出年金とは?

個人型確定拠出年金は、簡単に言うならば、「個人で退職金・老後資金をを準備する」、国が準備した制度でこれが「個人型確定拠出年金」です。自助努力で資産形成を行い、お金を出すのも個人であり、個人で運営管理機関を選択します。もちろん、口座管理料等の維持費も自腹です。

そのため全て自分で行うと言うのが個人型確定拠出年金です。いくら個人型でお金をかけられるのかはこちらの記事を御覧ください。

私は一体どの確定拠出年金を利用できて、いくらまでお金を積み立てられるの?

またおすすめの参考書は下記になります。

目次

個人型確定拠出年金の対象は誰?

主に自営業の方々が対象となっています。しかし平成29年1月から法改正が行われ、公務員(第2号被保険者)や主婦(第3号被保険者)も加入することができるようになりました。

また民間企業に勤めている方で、勤めている企業が確定給付年金のみ、もしくは企業型確定拠出年金を行っている企業の従業員も加入対象となります。ただし、企業型確定拠出年金に加入している企業は、規定で個人型確定拠出年金に加入できるとされている企業のみで従業員は加入可能です。

 

jarmoluk / Pixabay

企業型確定拠出年金とは?

企業型確定拠出年金は、いわゆる企業が運営機関と契約して、社員たちのために、口座管理料や導入費用を負担し、その確定拠出年金の箱を個人個人のために準備してあげる仕組みです。

ですので、会社に入社すると、確定拠出年金について研修でお話しがあることも多々あります。企業は企業型確定拠出年金を退職制度の一つとして捉え、企業からの拠出(お金を出す)と個人からの拠出で行います。

もちろん、企業型確定拠出年金に加入しないと断る権利も社員は持っていますので、必要ない場合は断ることも可能です。ただ会社が将来のためにお金を出してくれるというのに断るのは勿体無い話ですよね。ただ注意点として、拠出は企業がせず、個人(社員自身)のお金からの拠出ということもありますので注意しましょう。